腹式呼吸はダイエットだけでなく、リラクゼーションや冷え性にも効果的です。
そんな効果を得ることのできる腹式呼吸の方法をご紹介します。
腹式呼吸がダイエットに効果的であるとテレビ番組で放映されたことから、「腹式呼吸でダイエットする方法」などという本が出版されるほど、一時的に大ブームになったことがありました。腹式呼吸は文字通りお腹で呼吸する方法なので、使っていないお腹の筋肉を使う上、新陳代謝を促進することがダイエットに効果的であるという理由でした。以前ほどではないにしても、今また腹式呼吸が静かなブームになり始めていますが、その理由はダイエットだけではないようです。現代社会はストレス社会と呼ばれるほど、誰もがさまざまなストレスに晒されています。そんなストレスから解放されたいと、人々は癒しやヒーリング、リラクゼーションを求めるようになり、東洋で古くから健康法のひとつになっている「腹式呼吸」が、そのリラクゼーションの効果が高いとして注目されるようになっているのです。ところが、腹式呼吸に興味はあるのだけど難しそうという声もあり、やってみたいけど今一歩踏み切れないという人も少なくないようです。そんな人のために腹式呼吸の効果とともに、自宅でもどこでも簡単手軽にできる腹式呼吸の方法などご紹介していきます。
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腹式呼吸は無意識のうちに私たちが通常行っている呼吸とは違います。通常の呼吸は胸式呼吸といい、おもに胸郭の中にある肋間筋の運動により行われるものです。それに対し、腹式呼吸はお腹をふくらませて息を吸い込み、お腹を引っ込ませて息を吐き出しますが、実際は横隔膜の上下運動による呼吸のことで、横隔膜呼吸とも呼ばれています。 その意味で腹式呼吸を行うには、意識的に取り組む必要があるということです。腹式呼吸に取り組むことで、横隔膜の運動範囲が胸式呼吸の時の3〜4倍になることもあります。オペラ歌手を目指す人の最初の課題が腹式呼吸にあるのはこういうことが理由のひとつなのです。またこの呼吸方法は腹腔の内圧も確実に上昇するので、胃腸が刺激を受けて働きが活発になり、消化機能が改善されます。また腹式呼吸はお腹をふくらませて息を吸い込み、お腹を引っ込ませて息を吐き出すことを意識的にやっていくので、腹筋も鍛えられるので、腹の脂肪が燃焼することが期待できます。ダイエットに効果的というのはこれが理由なのですが、腹筋が鍛えられるということは腰痛予防にも効果が期待できます。また腹式呼吸は冷え性にも効果があると言われていますが、胃腸が刺激を受けて働きが活発すると、静脈の血流が良くなるからなのです。
腹式呼吸は、その方法が難しそうと思っている人も少なくないようなので、初めての人でも簡単手軽にできる腹式呼吸の方法をご紹介します。姿勢としては座禅ができればいいのですが、普通に胡坐でも構いません。背筋を伸ばしておへその下あたり、東洋医学で「気」が集中する「丹田」というツボを意識します。そして吸って吐くという呼吸を「丹田」でやっている感覚で行います。簡単に言えば深呼吸をするのですが、意識は丹田に置き、吸うときにはお腹を出すようにして、吐くときにはお腹から出すつもりでへこませながらやります。この時もうひとつ意識するのは、吸った分を完全に吐き切るということです。腹式呼吸の方法では、この吐くところが肝心要となります。「生きる」というのは「息する」が転じていったものと言われています。母親が出産してくれて出生したときにまず産声を出し、世に出て生きることが出発します。人間の一生を「出処進退」という言葉で表現することからも、「呼吸」という単語が吸うよりも先に出す(呼)ことを優先しているのも、いかに息を吐くことが大切なのかを表しています。以上の方法を真似て、また意識をして腹式呼吸を繰り返していけば、どこでもできるようになります。ちょっとした意識をして腹式呼吸方法を生活に取り入れられたら、ダイエットばかりでなく、健康にも良い影響を与えてくれるはずです。ぜひ腹式呼吸を試してみてください。
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